12年の節目を迎え
2024年12月14日
今週はローマ歌劇場2023年日本公演ジョゼッペ・ヴェルディ作曲「椿姫」を東京文化会館で鑑賞。4年ぶりの本格的な海外歌劇場引越し公演とあって、会場は期待を感じさせる熱気に包まれていました。
指揮はミケーレ・マリオッティ、演出はソフィア・コッポラ、衣装はヴァレンティノ・ガラヴァーニという素晴らしい舞台に音楽とドラマが融合。
ヴィオレッタ・ヴァレリーのヒロインを演じたリセット・オロペサは、感情表現が豊かで美しく気品があり第1幕の長大なアリアの高音が響き渡りすっかり魅了されました。
スケールの大きさ華やかさ、ヴァレンティノの衣装で着飾った合唱団とバレエが繰り広げられ、ローマ歌劇場管弦楽団オーケストラ、ローマ歌劇場合唱団、ローマ歌劇場バレエ団の第1幕と第2幕2場が豪華絢爛、特に印象的でした。
初日とあって、会場は華やかなお客様も目にしました。メイン・ロビーのお花はいつも仕事でお世話になっているはなぜんフローリストさんの煌びやかな装花が飾られ、たくさんの人が写真におさめていました。一年に一度くらいは贅沢な時間を自分へのご褒美に。
歴史あるローマ歌劇場が新しく生まれ変わりつつある、そんな思いを感じたすてきな一日でした。