初夏の小さな旅2 栃尾又温泉

2024年06月14日

先日、新潟県魚沼市の山あいにある栃尾又温泉「宝厳堂(ほうがんどう)」へ母、弟のお嫁さん、姪っ子と4人で行ってきました。田植えを終えたばかりの田んぼは水がはって緑色の稲が風に揺れてのどかな景色を眺めながら向かいました。

栃尾又温泉は歴史ある湯治場で天然ラジウム温泉、タオルを枕に寝ている方、読書をしている方・・・ぬるいお湯に長い時間じっくりつかるスタイル。私たち以外はひとりで来ている方がほとんどでした。ここは3軒の宿と共同で利用する温泉になっています。宝厳堂の宿は小高い場所に建っていて温泉への移動は雨が降っても濡れないように工夫されていました。

自分で下駄箱へ靴を入れ館内の床はすべて桐材でスリッパなしで過ごせます。部屋は間取りが異なる7室。気持ちいいほどお掃除が行き届いていました。

この旅の大きな目的が宿の若女将さんが作る野菜を中心としたお料理。食材は春から夏へと、小鉢に入った野菜は魚沼の旬の野菜を使ったものばかり。野菜の切り方といい、繊細な味つけでどれもじみじみ味わいました。姫タケノコの天ぷらは香りを楽しみ、にいがた牛ヒレ肉のステーキは程よいポーション、最高に贅沢な食事でした。

翌日の朝ごはんはあるじが焼く手作り卵焼き、魚沼の大力納豆を使ったアレンジ、村上の塩サケ、魚沼産コシヒカリとはこんなにも美味しかったのかと唸る満足感、皆でおかわりをしてしまいました(笑)

ここ数年を振り返ると5月~6月の旅は仕事が忙しく余裕がなかったけれど、母も高齢になり元気なうちに小さな旅を企画したいと思うようになりました。

自然、温泉、食、若女将さんの魅力がたっぷり。カラダを整えた旅、また季節をかえて伺います。