12年の節目を迎え
2024年12月14日
前日の雨から一転、お天気に恵まれ桜の開花とあわせるように春の茶ノ会を無事に終了しました。皆さまありがとうございました。
午前の会は初めての方がいらしてくださり、必要なお道具をお話しして、盆略点前の流れを見ていただきました。お茶は茶室でいただくものとは限りません。毎日の暮らしの中で身近に楽しめる薄茶を点て、季節のお菓子とともに楽しむ、そんな時間の流れをご一緒しました。
午後の会では前回の初釜の時に着物を着て参加してくださった方から刺激を受けて、久しぶりにわたしも着替えてお迎えいたしました。こんな風に茶ノ会へお越しくださる方々から良いきかっけを私もいただいています。久しぶりの帯締めは60点くらい!気持ちがシャンとして、着物のことも形式にこだわらず組み合わせを楽しむ!着る機会をつくっていきたいと思います。
茶花はクロモジ、ユキヤナギ、バイモユリ、ミヤコワスレ、ツキミグルマツバキを水差しに。クロモジの淡い黄色の小さな花が可愛く咲いてくれました。
お菓子は巌邑堂さんの雪平(せっぺい)生地に包まれた桜葉のみるく餡が入った軽く淡いお菓子と春の彼岸入りということで桜おはぎと檸檬マイヤーを使ったジュレをお作りしました。
季節のお菓子の甘さに心がなごみ、お抹茶を点て茶碗を両手で包むようにして味わうとゆったりした時間が流れます。少しゆっくりしたいとき、気持ちを切り替えたいとき、薄茶は暮らしのなかのアクセントになります。
お彼岸も明日の春分で中日を迎えます。「暑さ寒さも彼岸まで」といわれる通り、だんだん過ごしやすい季節になっていきます。
お茶:小櫻抹茶(柳桜園)お菓子:徒桜(巌邑堂)桜おはぎ(手製)、和歌山産檸檬マイヤージュレ(手製)