12年の節目を迎え
2024年12月14日
茶の湯では5月風炉の季節に入ります。窓からは涼やかな風が通り町内から夏を告げる祭囃子が響いてきます。 樹々の若葉青葉が輝き、本日は青葉の茶ノ会を無事に終了しました。皆さまありがとうございました。
午前と午後の会の方々はひと通りのお点前ができるようになり、今日は「茶の湯の銘 季節のことば」について考えながらお稽古をしました。
「銘」とは何かをchatGPTで調べてみると幾つかの意味がでてきました。
「銘」という漢字は、金偏(かねへん)に「名」を組み合わせており、元々は金属に名前を刻むことを意味していました。このことからもわかるように、物や心に何かを刻むという概念が基本にあります。
譲り受けたもの、旅先で出会ったもの、自身が作ったお茶碗や茶杓へ愛着を持って銘をつける。日本の美しい「季節のことば」からその方のストーリーを聴き心に刻んで忘れない。相手を想う一期一会へ繋がっていくのではないかな、とそんな風に理解をしています。
今日は亭主と客になって、お道具やお菓子、お茶について季節感ある和やかな会話が弾みました。また次回も「お茶杓のご銘は?」とお稽古で口にしたいと思います。
横浜からご参加の草木染め刺繍作家の橋本桂子さんからバラをはじめお庭の美しい花々を頂戴しました。ありがとうございました。
着物は譲り受けた単衣の着物とリユースの帯を合わせてみました。記録用にパチリ。
次回は7月21日を予定しております。
これから梅雨の季節に入ります。体調に気をつけてお過ごしください。
お茶:松の昔(松北園)お菓子:茶籠( 巌邑堂)、キウイ寒天(手製)花:梅花空木、千代萩、紅花、下野