立春
2025年02月04日
1月26日、新年の初釜を無事に終えることができました。参加してくださった皆さま、ありがとうございました。今年は「季節の小さな茶ノ会リンデ」として新たなスタートを迎えました。
まず、初釜の準備として、部屋を整え、ベランダを掃除し、窓を磨くことで心を清めました。日常の中では気づかない場所も丁寧に手を加えることが、気持ちを新たにするひとときとなりました。
午前の部では、仕事以外のことについて話題を共有し、若い方々からの新たな視点に触れることができ、私自身も大きな刺激を受けました。
また今年は、千利休が残した茶の湯の七つの心得「利休七則」についても触れていきたいと思っています。日々の暮らしの中にも大切なヒントが隠されていると感じています。
午後の部では、嬉しいことに、全員がお着物で集まり、華やかさが一層引き立ちました。みんなで着物や帯について情報交換。「決まりごとを抑えつつ自由に!」というのが小さな茶ノ会のスタイルです。
初釜の着物は薄鼠色無地の袷と亀甲柄の袋帯を合わせました。記録用にパチリ
今年も新潟のお雑煮を作り、郷土料理のっぺい汁はゆり根と銀杏をのせて、皆さまと一緒に新年を祝いました。さらに、新年の抱負を一人ひとりから聞くことができ、温かい交流の場となりました。
季節の草花とお菓子、丁寧に茶を点て整える時間。季節ごと2ヶ月のリズムで茶ノ会を大切にしていきます。次回の春の茶ノ会は3月16日(日)に開催予定です。
お茶:特別挽上 無上 初釜抹茶(柳桜園)お菓子:春の声(巖邑堂 )、オーシャンベリー苺の水菓子(手製)、黒豆甘納豆、点心:のっぺい汁、黒豆煮、越後はりはり漬け、たまご焼き、越後お雑煮(手製)、花:水仙