2025春の茶の会を終えて(3/16)

2025年03月17日

寒くなったり暖かくなったり、寒暖差が激しいこの季節。昨日はあいにくの雨で肌寒い一日でしたが、春の茶ノ会を無事に終えることができました。足元の悪いなかお越しいただいた皆さま、ありがとうございました。

前日に近所の花長さんへ出向き、茶花として三種の椿を選び、皆さまをお迎えしました。椿は「朴判(ぼくはん)」「春曙光(しゅんしょっこう)」「一休」の三種です。

今年は「利休七則」についてお話ししています。利休が残した茶の湯の七つの心得には、茶の湯の場における心構えだけでなく、日々の暮らしや仕事、生き方においても大切な教えが込められていると感じます。

茶は服のよきように点て(気配りの大切さ) 「服のよきよう」とは、飲む人にとってちょうど良い加減であるということ。つまり「お抹茶は、飲む人にとって心地よく感じる加減になるように点てなさい」という意味です。

炭は湯の沸くように置き(準備の大切さ) 現代ではスイッチひとつでお湯が沸きますが、茶道では釜にたっぷりの水を注ぎ、炭を使ってお湯を沸かします。おいしいお抹茶を点てるには、湯の温度がとても重要です。炭の置き方次第で、お湯が思うように沸かないこともあります。逆に、適した湯加減になると「松風」の音が聴こえてきます。釜からシューッという音が立つ様子を、松林を吹き抜ける風にたとえたものです。

晴れ女のはずの私も、昨日はその力が発揮できず……。それでも、こんな肌寒い日にはやはり温かな一碗のお茶が心にしみます。季節のお菓子は、桜もちと苺もち、そしてミモザ色をイメージした葛プリンをお作りしました。葛プリンにはマンゴー、トッピングに愛媛産せとか、檸檬の錦玉を添えて春らしさを加えました。

今日は春のお彼岸に入り。「暑さ寒さも彼岸まで」と言われるように、これから少しずつ過ごしやすくなり、桜の開花も間もなくですね。

次回5月は北鎌倉へ小さな旅・野点ノ会を予定しています。ハイキングコースを歩いておいしい空気の中お抹茶を点てて整える時間をご一緒したいと思います。詳細はまたご案内させていただきますね。

お茶:小櫻抹茶(柳桜園) お菓子:桜もち、苺もち、果物葛プリン(マンゴー、せとか、檸檬錦玉)(手製)  :椿「朴判」「春曙光」「一休」